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庭の家

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作品詳細

敷地は兵庫県相生市、高台の上に計画された。

そこにはもともと、クライアントが幼少の頃からの知り合いのおばさんが暮らしていた。築50年の木造住宅が建っており、丁寧に手入れが施されていたとわかる庭、とても静かで心地のいい場所であった。

高台にあることから南北に風が抜け、また日当たりもよく南の景色は播磨灘を望むこともできる。既存の住宅や庭は一旦解体し更地とした上で新たに新築する事になるが、もともとのこの場所を考えると小高い山を平坦に切り暮らしの場を作り、またこの度住まい手が変わる時にそこにあったものを解体し平坦にして暮らしの場を作る。

この繰り返しになる訳だが、ただ家を建て居場所を作るのではなく自然に居場所を作る方法はないか。土から芽がでて木が育ち、枝葉が伸びて木陰ができる。そんな居場所の作り方。小高い山があったことを思い出す低く地面に近い三角屋根、それを支える斜め柱。そこは木陰をイメージした木の下のよう。

南北に吹き抜ける心地良い風の通り道。低い屋根を登ると小高い山の上から播磨灘を望んでいるようだ。そんな原風景が思い浮かぶ。


岸本貴信

一級建築士事務所CONTAINER DESIGN
兵庫県
HP:http://www.cd-aa.com

コンテナデザインはシンプル且つ機能性や住みやすさを兼ね備えた誰もが居心地イイなと思える家づくりを目指します。

 

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