cross roof 大阪府

お気に入り登録

 

敷地は枚方市光善寺駅から北東の高台にあり、敷地内には老朽化した母屋と離れがありました。今回、御両親が離れに移り、母屋の跡地に実家に戻ってくる子世帯の新居を作る計画でした。
高台からの眺望や敷地内や街の豊かな緑を、この家族だけでなく街の人々と共有すること、2世帯の距離感を再構築することをテーマとしました。
建物をリビングやダイニングが収まる南北に大きなボリュームを中心とし、その東西に寝室やユーティリティーなどの小さな4つのボリュームが付加される平面構成としました。建物の分節化により外部空間が凸凹し、遠近双方の距離感で街と繋がり、また、各ボリュームの屋根の勾配の向きを互い違いとし、住宅地にふさわしいスケール感と、交差した屋根や外壁上部のガラスを通過して街への視線が抜け、眺望を確保しました。
リビングダイニングからは、南側の大開口と西側のポーチ越しに、豊かな緑と眺望を楽しむ事が出来ます。離れに面した北側の個室はご両親が気軽に訪れ易い様に、子供室や和室を配置し、開口部の位置や大きさを操作し、プライバシーを守りつつ、離れを含めた敷地全体での家族の住まい方に配慮しました。
新旧の住まいの対比と調和の中で、街と人と家族の新たな景色が育まれる事を楽しみにしています。

建設地  :大阪府枚方市
構造   :木造平屋(在来工法)
敷地   :355.45㎡(ご両親住居と按分)
建築面積 :116.76㎡
延べ床面積:116.76㎡
家族構成 :夫婦+子供二人

井上 久実

井上久実設計室
大阪府大阪市
HP:http://kumiarch.com

日頃から住宅は<買うモノ>ではなく、<創るモノ>であると思い続けてきました。住まい手それぞれに生活スタイルがあり、家族があり、夢があるからです。自分たちがおそらく一生住むであろう住まいにこだわって欲しいからです。それを形にするのが建築家の仕事だと思います。いわゆる<作品>と呼ばれる建築家のひとりよがりのものではなく、住まい手と一緒になって創り上げた住まいこそが、”こだわりの家”としての理想であると信じて、日々施主との対話を続けています。

 

お気に入り登録

関連記事

  1. グランピング感を楽しむ平屋

  2. 森の素形 北海道

  3. 通り土間のある家

  4. 経堂の住宅 東京都

  5. 三葛の家 和歌山県

  6. 諫早の家

  1. エレファントハウス 愛知県

  2. LOCAL HOUSE 06 大分県

  3. 止揚する家 新潟県

  4. 新森の住宅 大阪府

  5. 奄美大島の別荘 鹿児島県