作品紹介
計画地は田園風景の中にある住宅地でした。敷地は母屋のすぐそばにあり、細長い形状が特徴的でした。
そこでこの細長い敷地に必要最低限の木の板を挿入し、その挟まれた空間で住空間を計画しました。外に溢れる心地よい空気が木の板を伝って内部にはいってくるような空間を目指しました。
子供たちも慣れたものでバッタやカエル、カマキリといった生き物を捕まえて工事中のときから遊んでいました。小・中・高と時を経てこの家から巣立って行くころにはスマホの世界に振り回されず、この場所で得られる環境に愛着を持ち、多様性を受け入れる懐の大きい人へと成長して欲しいと願っています。