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珍しい敷地は任せて!数学大好きな建築家 杉浦宏幸さん

 これまでも沢山取材をお受けになられている杉浦さん。最長5時間話をしたこともあるそうで、本取材でも流暢に素敵なお話を沢山お伺いさせていただきました。

建築家を目指したきっかけ
 中学校の頃から数学が好きで、数学者と建築家、どちらの道を選ぶか模索、結果、お父様の助言もあって、建築家を目指すことにしました。
 数学の観点から、設計は幾何学的で、建物のプロポーションとそれに対する素材など、細かいところまで厳選して、設計。時には、お客様からOKされたものでさえ、自身が納得いっていなかった場合は、考える時間をもらって、突き詰めることもあります。

これまでの作品事例
 細長い三角形の珍しい敷地に建てられた住居。誰もが1度は必ず振り返って見てしまうであろうその姿は、都内の大通りを行き交う、交通量の多い道路に面した場所にあります。ご依頼のお客様は杉浦さんのこれまでの作品を見て共感され、あえて三角形の珍しい敷地を購入されました。このような素敵な出会いの連続からこれまで数々の素敵な作品を手掛けてきました。

※写真:2021年9月号建築ジャーナルより

住宅設計へのこだわり
 そのスタイルの根底には、強い信念があります。それは、建築が好きということだけでなく、建築の文化を大切にしたいという思いです。近代建築から歴史が積み上がってきて、今の建築がある。ご自身もその積み上がっている小石の山に、新しい石を積み上げて、建築文化に貢献したいと、その思いは熱い。お施主様が喜んでくれることはもちろん、新しい考え方を見出し、それが街に伝わったと感じるときにやりがいを感じます。

編集後記
 杉浦さんは常に新しい建築を取り入れて、様々な作品にチャレンジされています。今後も住宅設計.jpでは、杉浦さんの作品を沢山ご紹介していきたいと思っております。幾何学的で、唯一無二に住宅設計をご希望のお客様は是非、杉浦さんへお声掛ください。杉浦さん、ありがとうございました。(廣瀬)

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