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拘りの空間を共につくり出す建築家 片山正樹さん

 ⽚⼭さんのホームページを拝⾒すると、リビングにお⾵呂がある家!驚きと同時に、どんな⽅が設計されたのだろう?とお会いするのが楽しみに。そして、お伺した事務所は歴史を感じるような素敵な建物…益々、気になります。

建築家を目指したきっかけ
 高校生の頃、建築家になりたいと思い、東京大学工学部建築学科に入学しました。幼少の頃、祖父が工務店を経営していて、家を建てる姿を見たり、現場で木を削って遊んだりしていたので、遠い記憶の中に建築家の夢があったのだと思います。工務店は閉業していますが、いとこが家具職人をやっていて、祖父の道具を継いでくれています。昨年は、いとこにキッチンを作ってもらい、初めてコラボレーションしました。

建築へのこだわり
 お客様のご要望をしっかり伺ってから、イメージをして設計をするため、自身のスタイルは持っていません。リビングにお風呂がある家は、お客様がオリンピックの開催されたサーフィンの聖地、九十九里浜でサーフィンを楽しむためのご要望でした。今では、出勤前にサーフィンを楽しみ、とても快適だと喜んでくださっています。
 近年はエコ、サスティナブルに注目して、自然に戻すということを重要視して、建材選びをしています。自然を取り入れることは、快適な環境をつくるために重要なことだと思っています。人や環境に優しい家づくりも片山さんの特徴です。

いとことのコラボ作品

仕事のやりがい
 施工現場へ出向くことが好きです。そして、完成した建物を見られた時や、お客様がご入居後、設計を依頼して良かったと言って頂くととても嬉しく思います。
 また、構造設計は大学時代の友人に依頼しているので、昔の仲間と仕事ができるのもやりがいの1つです。更に、知人の誘いで、中国の仕事をすることも何度かありました。
 片山さんはその実力と人脈で、日本だけでなく、世界でも活躍中されています。

建築に対する考え
 昔は建築家に設計を依頼することで、建築家選びの難しさや建築コストが高くなると思われていました。しかし、近年ではSNSやホームページから主流になり、情報を得られやすくなったことで、建築家が身近に感じられるようになってきましたが、設計料が高いといったイメージは払拭されておりません。しかし、建築家は設計料を含めて予算内で収めようと調整するため、工務店やハウスメーカーよりも安かったということもありますので、まずは建築家に相談してくださいと伝えていきたいです。

編集後記
 多くのお客様が強い拘りを持って、巡り巡って、片山さんに辿り着きます。設計期間を1年以上掛ける熱心なお客様も少なくないそう。現に作品に統一性はなく、様々な拘りが見られ、どんなに難題な要望でも、片山さんの手に掛かれば実現可能に!
 これからも、常識ではありえない、驚くような作品づくりを楽しみにしております。
 片山さん、ありがとうございました。(廣瀬)


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