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建築が趣味!海外からも人気のある建築家 大塚新也さん

建築家になったきっかけ
 小学生の頃、棚を作る授業で、自然と設計図を描くことができ、それを見た先生から、建築家という職業を教えてもらったことがきっかけです。高校は栃木県の小山工業高等専門学に入学し、20歳で卒業できるため、大学や大学院に通うよりも、早くプロの道へ進むことができました。卒業後はオーストラリアのシドニーの設計事務所に就職。この国を選んだ理由は、好きな建築家がいたこと、緑化に対して厳しい国であるため、各住宅のランドスケープを十分に手掛ける建築スタイルに魅力を感じたからです。
 現在、日本の建築は海外で人気があり、自分たちの感性を理解してくれる建築家を求めて、軽井沢や山梨などの別荘地の依頼があり、下積み時代の経験が役立っています。

住宅設計の拘り
 お客様の世界観を建物に落とし込むことを意識し、毎日の生活が豊かなものになるよう、徹底的に突き詰めて設計します。
 海外のお客様から富士山が見える別荘の設計依頼頂いた際、土地探しは100カ所以上検討し、その中から数ヶ所をご提案。言葉の壁がある分、土地の動画撮影や、図面、模型、CGまで確り揃えました。
 日本のお客様にも同様、不動産に出ていない土地を探して、持主様と交渉することで、仲介手数料を削減し、その分お客様のご要望を設計に落とし込む。吹き抜けや無柱で開放感を出し、時間帯の陽ざしの移り変わりを緻密に計算。浮遊階段では、事前に1段作成し、踏んだ時の沈み方や感触を試していただき、お客様と共に建てた家となりました。
 土地探しから設計、そして家が建つまで、十分な時間を掛け、全力で取り組んでいます。

お仕事のやりがい
 趣味が仕事と思うぐらい建築が好きなので、全てがやりがいです。何もない空間に建物が建つことの凄さを感じ、同じぐらいお客様がこんなに素敵なものを作ってくれてと喜んでいただける姿はとても嬉しいです。お子様が初めて家に入って、はしゃいでいる動画をいただいたこともありました。

今後の目標
 オーストラリアのシドニーに支店を持って、下積み時代から付き合いのある人達とコラボレーションをしてみたいです。建築だけでなく、コンサルティングなど、様々なジャンルで海外に携わっていきたいため、現在は福島や東京、京都、オーストラリア、ハワイにスタッフを抱え、活動しています。海外で勉強しながら、日本の設計事務所で学びたいネイティブな学生や子育てが落ち着いた主婦など、優秀な方の力を借りることができ、在宅ワークで、オンライン会議を有効活用しています。
 いつかは様々な拠点のスタッフと自分の手掛けた物件が世界中にあり、幅広く活躍できる建築家になることが夢です。

編集後記
 既に日本だけでなく、外国のお客様も大塚様を求めて、設計依頼があるほどの人気。それは、1物件に全力で、取り組む姿勢があり、そのエネルギーにお客様もお疲れになることもあるそう。しかし、仕事が趣味であるとの言葉の通り、その建築愛がお客様に伝わっているからこそ、共に良いものを作り上げられています。
 海外での活躍を視野に、オンライン会議を活用しながらも、大塚様ご自身は全ての物件に携わり、お客様と直接会い、世界観を生み出してくれる建築家です。
 大塚さん、ありがとうございました。(廣瀬)

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