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建築最高!楽しみながら、ローコスト住宅を実現する革命的な
建築家 荒井慎司さん

建築家を目指したきっかけ
 高校時代、たまり場であった自分の部屋を友達が来るならかっこいい部屋の方がいいと、コーディネートし始めたのがきっかけです。インテリア雑誌をヒントにシーリングライトを豆電球1つにしてその影を楽しんだりしていくうちに部屋のコーディネートは荒井に聞いてみようと言われるようになり、それが嬉しくもありました。
 インテリアコーディネーターを目指し、家具屋に勤めましたが、オーナーに栃木県ではこの業種の需要は少ないと伺い、建築を勧められ、面白さが少しずつ芽生えていきました。宇都宮日建工科専門学校を経て、TAKES設計事務所で経験を積み、独立しました。現在はメディアアーツ専門学校の講師をしながら、若い方の考えを学び、未来の建築家へ設計事務所の良さを伝えていきたいと思っています。

 社名のイン-デ-コードは、インはインちゃんとうあだ名で、デコードはプログラミング用語で暗号化されたコードを解読するという意味。建築業界の専門知識をお客様に分かり易くお伝えするということで名付けました。

玄関を持たない考え方
 最近、玄関を無くし、縁側やリビングの一角に下駄箱を置いて、玄関ホール分、リビングを広くすることがあり、その考えに共感いただく方が増えたので、提案することがあります。
 両親の家である縁側の家では、明るく、生活の自由度が高いものを希望。昔は玄関を利用することが少なく、両親の実家も勝手口や掃き出し窓から人が訪ねてくる環境で生活していたため、玄関を無くし、思い切って大きな縁側を設けました。外と内が季節によって一体的に過ごせ、広がりを感じられる空間を提案。広すぎる縁側に勿体ないのではないかとも言われましたが、とても喜んでもらえ、完成見学会でも好評でした。

ローコストへの拘り
 自身が専門学校卒のように、周りの友人も大学に行かずに就職していることが多く、所得差によって、住宅にかける費用が低い傾向にあります。結果、設計事務所と家を建てることを諦めてしまうことがあります。そこで、できるだけローコストにすることを意識し、面白い考えや生活スタイルを持つ方が予算だけであきらめることのないよう、それでもオリジナルの家が実現することを伝えていきたいです。低予算な分、思い切ったことをするため、結果的に面白いものが出来ますね。

編集後記
 難しい敷地であればあるほど、楽しくて仕方ないと荒井さん。建築最高です!と好きが溢れていました。廊下の家では特殊なZ型の土地に長~い廊下で、ドローン撮影された動画も拝見し、ワクワクが伝わってきました。
動画は下記より、ご覧いただけます。

 玄関を無くす発想はまさに目から鱗。そして、このような発想の数々がローコスト住宅の革命を起こしています。面白い住宅と低予算でも建築家と家を建てたい方は特におすすめです。
 荒井さん、ありがとうございました。(廣瀬)

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