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人の心を豊かに、本物に拘った建物を提供する建築家 安原 三郎さん
建築家を目指したきっかけ
幼い頃から絵や工作が大好きで家の間取りや模型をよくつくっていました。建築家を志したきっかけは、「摩天楼」という建築家フランクロイドがモデルとなった映画をみて感動し、建築家を志しました。
住宅設計のこだわり
住宅をつくるときは、まずその場の「よりどころ」をみつけます。それが自然であれば一番良いのですが、そこに頼りながら居心地のいい家をつくりたい。それが私の長年の考え方です。
お客様との関係性
「その土地」というのは、唯一無二の条件です。それをどうくみ取って形にしていくのか、そこをお客様と一緒につくり上げていくことが家づくりをしていく醍醐味です。また美しいものは時が経っても美しく、今その価値がわからなくても、美しいものや本物の素材に囲まれた生活をすると、その人の感性が自然と高くなり人の心を豊かにすると私は思っています。だから予算が限られた方でもできるだけ本物の素材で住宅を作ろうと工夫します。
仕事のやりがい
ハウスメーカーのように決まった形はありません。お客様にとってこの未知のものを形にしていく作業は、はじめは不安もあるわけですが、だからこそ形になってきたときの感動が大きく他にはない体験だと思います。
編集後記
その土地ならではの環境をどう活かすかを考え、創造していくことをフレッシュに楽しまれている印象を受けました。また、本物の素材に触れていただき、そこで長年過ごすことで、住まれる方の人生も豊かにしたいという思いを感じました。ホームページを拝見したら住宅のほかに店舗やホテルなど幅広い建物を手掛けていらっしゃいましたがどれも趣のある「和」を取り入れた作品が多く、素敵でした。
安原さん、ありがとうございました。(飛髙)