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環境に配慮し、長く愛される空間を提供する建築家 池辺 潤一さん

建築家を目指したきっかけ
 最初はインテリアデザイナーを目指していましたが、作っては壊しを繰り返される商業施設の仕事をすることに虚しさを感じるようになり、長く愛される空間、人間の住む棲家を作ることはやりがいがあると感じ、建築家を目指すようになりました。
建築家を目指し始めた頃に強烈に影響を受けた建物は、建築家がデザインしたものではなく、フランスの画家のアンリ・マティスが作った南仏の田舎にあるロザリオ礼拝堂という小さな建物でした。初めて訪れた時に感じた静謐で美しく、それでいて人の想いや祈りを感じる温かな空間が、今でも立ち返るべき原点になっている気がします。

住宅設計の拘りや心がけていること
 環境になるべく負荷をかけないこと、住む人の健康に配慮すること、何よりも豊かな人生が送れる暮らしをデザインすることを心がけています。また、建物の周辺の環境やコミュニティーも含め、可能であればデザインしていきたいと考えています。

お客様との関係性
 まずはお互いの信頼感を作り上げることを心掛けています。そしてどんな家を、暮らしをつくりあげたいのかを、たくさんの時間をかけて共に考えデザインしていきます。工事中もほぼ毎週現場に行き、職人さん含め和気藹々と、一緒に作り上げたという経験をしてもらいたいと思っています。

お仕事のやりがい
 お施主様の一世一代の大事業をご一緒させてもらっているという充足感ですかね。

編集後記
 環境に配慮しながら、住む方の人生を豊かにしていくような住宅を作りたいというお言葉が素敵でした。お客様も、池辺さんとたくさんのお打合せを重ねていくうちに、長く住まう住宅を共に創り上げていくパートナーとしてとても頼りにしているのだろうと想像できました。
スクラップビルドの世の中で、長く愛される住宅をこれからも創り続けて頂けることをとても楽しみにしています。
池辺さん、ありがとうございました。(飛髙)

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