NIKAIDO 神奈川県

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作品詳細

鎌倉の市街地に建つ住宅です。住まい手の夫妻は東京都心に暮らしていましたが、伝統的な街並みに惹かれ鎌倉に移り住むことになりました。夫は新型コロナウイルスの流行により在宅勤務が多くなり、妻は移住をきっかけに自宅でボディケアのサロンを開業することになりました。プライベートな居場所としての住宅でありながら職場や店などのパブリックな要素が入り込むため、空間を物理的に分節できるように計画する必要性がありました。
リビング・ダイニングは人の出入りが多くなるので吹抜け空間とし、隣地の緑地帯の借景を取り込む大きな開口部を設けることで許容力のある空間としました。建物の平面構成は限られたスペースを有効に使うため、リビング・ダイニングを中心に廊下を用いない計画としています。それぞれの居室の大きさと形状は、部屋の用途と部屋同士の関係性、周辺環境との繋がりを考慮して計画し、平面的、断面的なズレを生じさせています。さらにリビング・ダイニングからその輪郭線が見えるようにし、基礎、柱、梁、枠、建具などの仕上線を意図的にズラすことで強調しています。また仕上げ材は、職人が釘で直接留めつけ、塗装も下地の特性が出るものを施すことでムラを隠さないようにしています。
一般的な建築の作法として統制の取れない線や要素は排除してしまいますが、この住宅ではズレとムラによる完結しないものを意図的に表現することで仕切りの奥やズレ線の先、物体の深層に想像力が働く効果をもたらし、空間に広がりと奥行きを生み出すことを目指しています。

森屋 隆洋 

MORIYA AND PARTNERS
神奈川県
HP:http://moriyaandpartners.jp/

住宅や別荘からオフィス、店舗まで幅広い用途の建築を手掛けています。
私たちは、建築される場所の豊かさに真摯に向き合いたいと考えています。
その豊かさにふさわしい「形態」と「素材」、「技術」を体系化していきます。

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