作品詳細
「SETOYAMA」は河川に沿った細長く広大な敷地を持っており、崖地が縦断している傾斜地にある週末住宅です。およそ4000年前の噴火によってできた溶岩台地の上に位置していて、そのほとんどは雑木林に覆われていましたが、少し土を掘ると硬い溶岩の層あり、木々はその上に根を張っていました。長い時間をかけて安定した自然環境が出来ていたので造成を行わず、この敷地条件に準ずる建築をつくれないか模索しました。
定住を前提としない週末住宅の場合、庭の手入れが行き届かないので、自然環境と一定の距離感を保ちながら、同時に森に埋もれるような場所をつくりたいと考えました。
森屋 隆洋
MORIYA AND PARTNERS
神奈川県
HP:http://moriyaandpartners.jp/
住宅や別荘からオフィス、店舗まで幅広い用途の建築を手掛けています。
私たちは、建築される場所の豊かさに真摯に向き合いたいと考えています。
その豊かさにふさわしい「形態」と「素材」、「技術」を体系化していきます。