ロケーション

作品No

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広さ

建築家

都道府県

路地の家 東京都

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作品詳細

敷地には2面の道路があり、特に南側はすれ違うのもやっとな細い路地に面しています。路地は建替えの際に道路中心線より2mの敷地後退が求められますが、いびつに後退したその道路空間が、有効に活用されている例を街中で見ることはほとんどありません。本計画では住宅を路地に向かって大きく開き、向かい側の住宅の道路後退と併せてそこに小さな公園のような領域を作り、街にひらかれた風通しの良い住宅としています。 室内は1階でありながら3。2mの天井高を確保し、装丁家であるクライアントの所有する膨大な量の書籍のために、ロフトにまで達する三層吹き抜けの本棚を設けました。本棚は安全かつ機能的に利用できるよう、可動式の床パネルを含め、様々な工夫を随所に凝らし製作されています。

所在地:東京都杉並区
構造:木造二階建て
延床面積:102.78㎡ /31.09坪
施工:山崎工務店
植栽:湊眞人(耕水)
撮影:新澤一平

関本 竜太

株式会社 リオタデザイン
埼玉県
HP:https://www.riotadesign.com/

そデザインとはそこに流れる空気のようなものを受け止め、掬い上げる行為ではないかと思います。人の流れを考え、行為のぼんやりとした輪郭を整える。敷地が持つ空気感やクライアントの言葉の行間を読み、空間のあるべき方向性を五感で受け止めるところから我々の仕事ははじまります。我々の仕事はいわゆる“間取り”をつくることではありません。また単にシンプルにデザインするということとも異なります。すべてが溶け合い、調和した秩序や道筋をそこにつくりたい。クライアントからはずっと前から住んでいたような感覚を覚えると言われることがありますがそれが我々にとっては最高の褒め言葉なのかもしれません。

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