作品詳細
利根川と太平洋に挟まれた平野部に位置するこの敷地は一年を通して風が強く吹く地域にあります。更に敷地は海浜性の砂地であるため、風で巻き上がった砂を家屋内に侵入させない工夫が必要でした。そこで建物の1階レベルを80cm持ち上げ、縁側を兼ねたコンクリートの床をはね出させて砂除けとしました。次に天井高さを必要としない駐車スペース上部に2階を乗せて、地面から持ち上がった1階とは半階分の階段で繋いでいます。そうすることで1階と2階との距離感を縮めて一体感が得られるようにしています。そのようにして生まれた横長のプロポーションの建物は通常の家屋の1.5階分の高さに抑えられていて、周囲の水田と利根川がつくる平たい風景に馴染んでいます。
所在地:茨城県神栖市
敷地面積:145坪
延床面積:60坪
部屋数:4LDK
家族構成:夫婦+子供2人
ロケーション:農村
安藤 浩士
安藤浩士建築設計事務所
神奈川県
HP:https://ando-archi.com
神奈川、東京、埼玉、千葉、茨城でのご依頼が多いですが、遠隔地でももちろんご対応します。
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