作品詳細
天体の運行に合わせて、太陽と月の光がいっぱいに入る窓の配置を意識しました。
太陽の年周期による1年のスタートである「冬至」の日の出の「光」が家の一番奥にある神棚を照らし、寝室と浴室に満月の光が入るように計画しています。
内外仕上げ材料や建築工法、外皮性能や断熱材仕様、電磁波の影響を受けにくい配線計画などはバウビオロギー理念に基づいて決定しました。
<物件の情報>
●72.60m2(22坪)
●2LDK
●単身
●小田原の海が見える農村部
●Ua値:0.43W/m2k
●ηAC値:1.5
●ηAH値:2.2
森 健一郎
一級建築士事務所 感共ラボの森
神奈川県
HP:https://kanlabono.com/
感共ラボの森(かんきょうらぼのもり)の代表を務める森健一郎です。私の建築への考えは「感共ラボ」という言葉に集約しています。簡単に言ってしまえば、建築が格好良いことは大前提、その上でもっとも大切なのは、建築と周辺環境の共生を図りながら住み心地よく長くその場所に居たいと思えることでした。その答えを「感共ラボ」に込めています。この設計理念を実現するため、健康と環境に配慮した住宅を作るための学問バウビオロギーを学び2024年現在日本に25人ほどしかいないBIJバウビオローゲの資格を2016年に取得しました。「健康」・「エコロジー」・「造形デザイン」について配慮して設計された住宅だけをバウビオロギー住宅と呼ぶことができます。