ロケーション

作品No

家族構成

広さ

建築家

都道府県

回遊の家

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作品詳細

両親から実家を引き継ぎ、息子夫婦が家族4人のために建替える計画。昭和40年代に開発された大きな住宅団地の一角。近隣住宅には、同世代は外に出て行ってしまい、若者世代はほぼ残っていない状況。この団地に住むよさを見直し、住み続け たくさんの方にこの団地のよさを知って欲しい。そして、出来れば自分の子供に住み続けてほしいと計画が始まった。しっかり区画された広めの敷地であったが、庭など前面家の真裏などになってしまい影となり、隣家との交流は少ない。整った正方形の区画は、隣接する家同士が平行になってしまうため、近距離でありながらも閉鎖的であった。本計画では、あえて角の無い平面計画とすることで、隣地接点部に小さな庭が出来ると考えた。このような庭が、近隣に増えることで団地全体に豊かな庭の余白が増える。その庭は、景観のみでなく、近所のコミュニティーのきっかけになり、団地の活性化につながると考えた。
この建物形状を活かし、平面計画では回遊性を重視した。回遊性のあるプランは、空間がひとつながりとなり広がりを持つともに、最短の作業導線となる合理的な家になった。
内部と外部の中間領域として、サンルームを作った。リラックススペースとして明るい室内をかなえると同時に、物干し場としても大活躍である。北風の強い群馬では、冬場の物干し環境を考えることは必要条件である。

伊藤 昭博

有限会社HIRO建築工房
群馬県
https://hiro-arch.com/

HIRO建築工房は、お施主様の希望や敷地条件としっかり向き合い、一つ一つ丁寧に提案し創ってまいりました。
また、ものづくりにこだわり、工事を行う職人さんとのコミュニケーションも大切にしております。
誰のために?どこの場所に?誰が設計するか?誰が施工するか?
人と人の出会いを大切に、そこでしかできないオンリーワンの家をつくりたいと考えております。
事務所設立より19年で設計数 約100件。1年間で5~6件。決して多い数字ではありません。
HIRO建築工房は小さな会社ですから、同時期にたくさんの仕事を承ることができません。
しかし、ゆっくりと丁寧に、どこにも負けない建築をつくってきた自信があります。

小さな会社であるHIRO建築工房が、建築設計を続けてこられたのは、
依頼いただいたお客様とそれを実現するために協力いただいた職人さんたちと私たち設計者の3者が力を合わせ進めてこられたからと思います。

関わった多くの方に感謝するとともに、これからも皆様に喜んでいただける家づくりをお手伝いしたいと思っております。

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