作品紹介
古代樹に寄り添い、共存しながら新しいランドスケープを描く、木の枝葉のように地形の上に浮かぶボリュームでできた建築です。古代樹、森、池などの自然の景観を様々な高さから楽しめます。下から見上げるだけでなく、建物を利用することで異なる表情を持つ木々の様々な高さの部分に接近できるため、その歴史や文化的価値、そこにしかない美しい植物としての魅力をいろんな角度から味わうことができます。
この建物群は、環境になじむ自然発生的なアシンメトリックな形態をしています。大地を削らず、地面から浮遊する建築です。木の植わっていない場所を有効活用し、地形や生態系になじみ、環境をより魅力的に表現するこの土地固有の建築です。美しいランドスケープに新たな地層を重ねます。古代樹のように地面に根を張る力強い構造が宙に浮かぶ透明な建物を支えます。
場所:恵州市、広東省、中国
用途:ホテル、ヴィラ、住宅
広さ:34,000m2
チーム:高田彩実、山内祥吾(山内建築アトリエ)、エリザベッタ・トソニ
高田 彩実
ayami takada architects
東京都
https://www.xa-at.com/ja/info
生活をより良くするきっかけとなるような作品づくりをしています。好奇心をもつこと、チャレンジすることで暮らしが豊かになると思います。新しい発想による小さな工夫を積み重ねることで、日々を彩る魅力的な空間を生み出します。