通り土間のある住まい

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作品詳細

老後の住まいは、動作に対してゆとりのある広さが必要ですが、同時に生活の基本となるADL(食事、排泄、移動、入浴等)に関する各居室間の動線は長過ぎず、シンプルに計画しておくことが大切になります。
居間食堂→寝室→水廻り→台所はぐるりと一周できる回遊動線。
寒い季節でも冷えた廊下や玄関廻りを通過することなく生活ができます。また、今も農作業を趣味としているご家族の為に、以前のお住まいにあった広い土間はその文化を継承し、玄関を通り土間としました。
住まいの表と裏を結ぶ通過交通で、一部にそのまま台所へと通じる土間の納戸も設け、大変便利に使っていただいています。
外観は以前お住まいだった養蚕農家のイメージを残したいと思い、大きな屋根が印象的な日本従来の農家のシルエットを意識しました。

明野 岳司 / 明野 美佐子

明野設計室一級建築士事務所
神奈川県
https://tm-akeno.com/

木造住宅を中心に、丁寧に設計監理を行っている一級建築士事務所です。
仕事場は、1999年に建てた板張りの自邸兼事務所(兼犬小屋)。
住まいとアトリエの間にある土間を、愛犬のラブラドールが行ったり来たり。
そんな、贅沢過ぎず、けれど十分な、それぞれの住み手にとって心地良い居場所を一緒に作りませんか。これからのお住まいのこと、何でもお気軽にご相談ください。

<経歴>
明野岳司 一級建築士
1988年 芝浦工業大学修士課程修了後、株式会社磯崎新アトリエ勤務
2000年 明野設計室開設
    芝浦工業大学非常勤講師(1999~2007)
    東海大学非常勤講師(2001~2011、2016~)
明野美佐子 一級建築士
1988年 芝浦工業大学修士課程終了後、小堀住研中央研究所勤務
2000年 明野設計室開設

<受賞歴>
2000年 第45回神奈川建築コンクール優秀賞
2005年 第50回神奈川建築コンクール奨励賞 及び 神奈川建築士会賞
2020年 令和元年度川崎市優良設計者表彰


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