作品詳細
Type-HNは日本古来からの数寄屋造り住宅とは違い、ニュースタイルをブレンドした和styleと呼んでいる。
1階は無垢の杉板を採用し、素足で歩いて気持ちよく、小さな子供が寝転んでも温かみのある仕上げとした。床板以外の無垢材仕上げは自然塗料の柿渋を採用している。
階段手摺は鉄材のグラファイト塗装、段板1段目のみケヤキ無垢材漆塗り風塗装により和食器のような味わいを出している。
食卓テーブルは厚み9cmの無垢杉をダイナミックに使い、足は鉄で制作した。
和室のふすまはクロスデザイン貼りとし、閉めた時と開けた時のデザイン、表と裏のデザインの変化も考慮した。また一つ一つがすべて違う華引手を採用。ペンダント照明はこの住宅のコンセプトに合わせて色付けした和紙によるオリジナル作品。
他にも石、焼物(志野焼)といった天然素材をふんだんに使い、デザイナーと職人技によるディテールを随所に盛り込んでいる。
榊原 正樹
榊原デザイン一級建築士事務所
愛知県
HP:http://www.sakakibara-design.com/
車やバイクと暮らす人のためのガレージハウスを創り始めて30年以上。東日本大震災以降はエネルギー利用を最適化し、災害時にも生き残れる「スマートガレージハウス」というブランドを立ち上げました。またガレージと住まいを共存させ世界一クリーンで居心地の良いガレージハウスを目指し、空気清浄効果のある花「ラジカルフラワー」を開発しました。これからの時代に必要とされるサスティナブル(持続可能)な社会を目指しています。