作品詳細
高台の角地に立地するType-Mt。見晴らしが良く一番気持ちの良い位置に大きなバルコニーを配してあり、風の抜け道と断熱効果で夏の猛暑でも快適。
駐車スペースは敷地内に4~5台、インナーガレージに1台とたっぷり。
玄関を入るとまず目に飛び込むのがトラス構造のアイアン手すりを持つ階段。魅せる階段とすべく隣接の建具は大きく引き込むことが出来ます。
リビングは仕切りの建具を全部引き込めばインナーガレージと一体の空間になります。
ライン照明は調光、調色、フラッシュ、インターバルと何でも思い通りに出来る最新式です。愛車のボディーへの映り込みも計算に入れてデザインしています。
リビングの建具の引手はベネチアングラスを採用。階段のトラスと合わせたラインをデザインしています。
ダイニングルームの一角に3帖の畳スペース。現在床の間として使っているスペースは将来仏壇を入れることも出来ます。壁のように見える部分に隠し扉があり、電子レンジ、炊飯ジャーなど必要な時だけ出て来る仕組みです。
ダイニングと洗面室は冬のヒートショックから防ぐためのファンでパイパスを設置。暖房の効いた部屋から暖かい空気を送り込むので個別に暖房器具が不要になり経済的です。
2階の窓はグラデーションのロールスクリーン。夜に外から見る景色が綺麗です。
他にもグラデーションのベネチアングラス窓がある部屋を設置。差し込んだ光はステンドグラスのように壁に映し出されます。
外構のフェンスと門は鉄のグラファイト塗装。ハイテンションボルトとバネを使ってラッチを作りました。
同じくアイアンを使った庇はステルス戦闘機のイメージで。下から見上げた時のリベット配置にもこだわりました。
夜景も楽しみな時間です。タイマーで点灯する照明の他、ガレージは車が入ると自動点灯してオーナーを迎えてくれます。
榊原 正樹
榊原デザイン一級建築士事務所
愛知県
HP:http://www.sakakibara-design.com/
車やバイクと暮らす人のためのガレージハウスを創り始めて30年以上。東日本大震災以降はエネルギー利用を最適化し、災害時にも生き残れる「スマートガレージハウス」というブランドを立ち上げました。またガレージと住まいを共存させ世界一クリーンで居心地の良いガレージハウスを目指し、空気清浄効果のある花「ラジカルフラワー」を開発しました。これからの時代に必要とされるサスティナブル(持続可能)な社会を目指しています。