作品詳細
一階の主室であるリビング・ダイニング・キッチンを中心に家造りの核にしてプランニングした。LDKの上部は吹抜を作り家全体の気配を感じる空間にした。そこは「陽だまりコーナ-」と位置づけ、南東に配置した。この空間からは四季折々の開田高原の景色を眺めることができる。最高に良いロケ-ションの立地に建っている。陽だまり空間から張り出したWOODDECKはご主人の力作、夏はリビングの延長で開放的な空間となっている。冬は薪スト-ブの炎を眺めながらゆっくりとした時間を過ごす贅沢な時間。外は全て雪景色となる。
丸山 幸弘
館 設計工房
長野県
HP:https://www.kan-architect.com/
館 設計工房は設立29年目を迎えることができました。これは、今まで出会った施主や建設業界の皆様のお陰と感謝しています。信州伊那谷という地方に合った建築を目指し設計してきました。信州伊那谷に建築する建物は、都会とは違った暮らし方や自然環境を楽しむ伊那谷スタイルの建築でなければならないと考えています。
自由設計と称して間取りのジグソウパズルを組み合わせたような企画住宅が多い中、もっと信州伊那谷に合った建築があるはずです。
近頃、大地震や災害が多く発生している日本列島、何処で発生してもおかしくない現状の中で、建築物の本質である『安全、安心』と言う事の意味を根本的に考え直す必要が有ります。そんな家つくりを施主と地域の職人さんと協働し創っていきたいものです。