作品詳細
東京都心にある、木造耐火構造の家です。
周りを高い建物に囲われているため、上から落ちる光をこの家のメインの採光としました。
その光が下の階まで行き渡って家全体を満たすように、3つの吹抜けを持つスキップフロア型の空間構成としています。
人通りの多い道路側の窓や扉は外壁から奥まった位置に設け、後退してできたスペースを植込みにするなどして、そと/まちとの適度な距離感をつくりました。
また家の中心に上階の部屋からも使える家族共有の大きな本棚を設け、この家の象徴的な場所としています。
神津 好英
神津好英建築設計一級建築士事務所
東京都
HP:https://www.kozukoei.jp/
絵や花を飾るといった日々のことから大掛かりな改修まで、住み手に「もっと手を掛けて自分たちの生活の場を豊かにしたい」と思い続けてもらえる家が、いい家だと思っています。
住み手に長く愛してもらえるように、細部に心を配った緻密さと、イマジネーションを掻き立てる余白を併せもった、懐の深い家になることを心掛けて設計しています。