作品詳細
敷地は都心から車で一時間程の別荘地として開発された山中にあります。
緑豊かな眺望が望める、都心では得ることの出来ない環境があります。
四季折々の景観の変化を、ゆったり楽しみながら暮らせる家が設計主題です。
最良の景観方向を探り、開口の配置を検討し、建物の軸線を決定しました。
ひな壇状の宅地造成のため、隣地地盤と敷地地盤に1m程度の段差があるのを利用し、一部スキップフロアの構成としています。
各居室を、吹き抜けに面した2階のフリースペースを含め一体の空間とし、床のレベル差により領域を分けています。
スキップフロアにより6層の床レベルを持つ家となっています。
完全分離発注で施工しました。施主も珪藻土塗りや木部塗装など施工に参加しています。
主要用途:専用住宅
家族構成:夫婦二人
部屋数 :3LDK
敷地面積:322.38㎡
建築面積:78.41㎡
延床面積:125.42㎡
構造 :在来木造
規模 :地上2階
構造設計:中田琢史/リズムデザイン=モヴ 一級建築士事務所
施工 :完全分離発注方式 大工棟梁 野口建築 野口純氏
竣工 :2017年12月
土屋 隆志
土屋隆志設計室一級建築士事務所
東京都 千葉県
HP:https://www.tsuchiyataka-arch.com
物づくりが好きで建築の世界に入り、現場で職人に接しながら、建築を創るということ、その奥深さを学びました。
そして設計事務所を開設して早いもので20年以上になりました。
頑健でありながら美しく機能的、空間は居心地良く、そして世代を超えて長くお使い頂ける建築。様々な諸条件の中で、そのような建築を求めて設計活動を行っております。