宮前の家リノベーション 鳥取県

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作品詳細

築後約40年の木造住宅に、構造体のみを残したフルリノベーションと、既存建物の再活用を並存させながら耐震・断熱改修をおこないました。本計画は、まずは設計段階で、使い向きと頻度に応じて、そこは 「フルリノベーションが必須なのか」 あるいは 「仕上げ材料の刷新で問題ないのか」 をクライアント様と一緒に仕分けして整理してから、そのゾーン、その場所、そのディテールにおいての、本当に必要な費用対効果をそれぞれに設定しました。そして着工後は、解体して内部を確認した後でなければディテールを確定できない、リノベーション工事特有の難しさ(と面白さ)に向き合いながら現場で補足詳細図を描き続け、設計時の設定を確定へと繋ぎました。工事期間中、相応の時間を蓄えた木製無垢材が醸し出す味わいは、(おそらく発酵や熟成と呼ばれるべき括りの)それだけの年数を経なければ絶対に出せないものだと強く実感しながら、建物が、いまの時代にキャッチアップしながら本来の良さを取り戻しゆく過程に携わることができた今回の経験は、今後のリノベーション、改修事例に向けての大きな動機付けとなりました。

渡邉 浩二

渡辺浩二設計室
鳥取県
HP:https://navecozy.com

分離発注の家づくり 自分らしい暮らしを建築家のワン・ストップサポートで

〈経歴〉
1968年  鳥取県生まれ
1992年  関西学院大学 社会学部卒業
1998年  大阪工業技術専門学校 二部建築科卒業
2013年  渡辺浩二設計室設立

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