作品詳細
都心の住宅密集地に建つ、夫婦ふたりで暮らす住宅。
敷地は通りから入った低層マンションと戸建て住宅が立ち並ぶ、東京らしい環境の13坪の狭小地である。
最下層となる地下に来客者と過ごせるフリースペースがあり、そこからキッチン、リビング、寝室、屋上へと空間毎のつながりを持ちながらパブリックからプライベートな意識の層をグラデーションで積み上げ、六層の床レベルを持つ構成としている。
各層は明快なスキップフロアとして見通しの良い階段でつながり、床のレベル差による空間の変化を感じながら、限られた床面積の中で仕切りのない視界の広がりを確保している。
角層が連続した空間と、気配を感じる程度の心地よい死角が共存する心地よい住宅となっている。
所在地 :東京都
敷地面積 : 43.21 m²
建築面積 : 27.19 m²
延床面積 : 70.13 m²
規模 : 地上 2 階 地下 1 階
品原 大規
品原設計室 一級建築士事務所
東京都
HP:https://www.sssarc.com/
自然の光や風といった要素を大切にし、現代住宅における照明器具や空調設備を「光と風」としてどう生活にどう取り込むか、直接肌に触れる素材の質感や空間の余白など、人の感性に響く空間造りを心がけています。
対話を通じて、想いや思考、夢を丁寧に読み取り、それぞれの暮らしに合った心地よい住空間、日々の暮らしが楽しくなるアイデア、心地の良い空間や環境への新たな価値を提案していきます。