作品詳細
生活スタイルが大きく変化していく中、クライアントと対話を重ね、家で過ごすことの大切さを改めて考えて設計を進めていきました。周囲が建て込んでいる敷地であったため積極的に外に開くよりも、小さな窓から見える景色や、どこからか入ってきてうつろう光に、外との終わりのないつながりを感じる空間が、家族と長い時間を過ごす場所には適していると考えました。少し変わった建物のかたちは、敷地の高低差に合わせてボリュームをずらした配置によるもので、外側からの視線を配慮しながら光と風を取り入れるようにしています。また、ずれた部分が外遊びのできる屋根下の外部空間や、隣家の両親家族とつながる半パブリック空間になり、家族の暮らし方のバリエーションを豊かにしてくれます。
所在地：兵庫県
工事種別：新築 （北村潤氏と共同設計）
構造：木造一部鉄筋コンクリート造
階数：地上2階地下1階
延床面積：157㎡（47坪）
家族構成：夫婦+子供
ロケーション：住宅地 撮影：松村芳治
松本 和也
松本和也建築工房アスク
大阪府
HP：https://www.mmoq.jp/
私たちは敷地のことから始まり、クライアントの暮らし、社会や環境など色々なことを考えています。
是非素敵な場所を一緒に考えましょう！
