作品詳細
郊外の小高い住宅街にあるこの敷地は、周囲の緑や遠くの山、広い空が望めるロケーションのよい場所でした。
そこでその眺望を活かせるよう、2階にリビングと それに連続する広い外部テラスを設けることで、家の中全体に広がりが感じられるようになっています 。
ワンルームのゆったりとしたLDKは、梁表しの勾配天井のキッチンゾーン、木パネルを貼った天井の低いダイニングゾーン、そして吹抜のある高い白のフラット天井のリビングゾーンと、場所ごとに雰囲気が異なります。 キッチンから南側テラスへと視線が抜ける軸線上には ガラス床を配し、夜には下階の照明のもれ光が ライン上に一直線に浮かび上がります 。
シンプルでモダンな構成の中に、空間の変化と居心地の良さを感じられる住宅となっています。
井東 力
アトリエスピノザ
東京都
http://www.atelier-spinoza.com/
敷地のポテンシャルを見極め、これしかないと思えるような、快適で住み心地の良い住宅を創りたい。その上で「快適さ」、「心地良さ」を深く掘り下げ追求していきたい”と思いながら、設計活動を行っています。