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VRによるプレゼンのパイオニア 建築家 鈴木貴詞さん

 事務所は善光寺から徒歩8分、情緒あふれる住宅街の一角にあるシェアオフィスです。ビニール加工工場をリノベーションした建物は鉄骨の梁と木材の間仕切りの雰囲気がとても素敵な空間です。HPの作品は全国様々。こちらの事務所でお客様とどのようにコミュニケーションを取られているのか、お伺いします。

建築家を目指したきっかけ
工作が好きで、いつか大きなものを作りたいと思っていて、大学では建築学科を専攻しました。卒業後はアトリエ・チンク建築研究所に入社、5年後に独立をしました。設計のご依頼はHPや知人、外部の建築紹介サイトから頂いています。地域についても北海道から九州迄、全国津々浦々。現在は子供の教育環境を考慮して長野県におりますが、設計の仕事はどこでも出来ますし、お打ち合わせもオンラインや現場へお伺いして行う等、様々です。

お客様との関係性
 お客様が望まれていることを形にするのはもちろんですが、言葉に出来ない形やニュアンスについて、設計の背骨となるような部分を見つけて具現化していきたいと思っています。アウトドアがお好きなご家族の設計では、中と外の境目を回遊できる廊下やダイニングのようなウッドデッキを設け、更に玄関をなくし、ご家族はウッドデッキから家の中に入るような動線を設計しました。また、映像関係のお仕事をされているご夫婦から光への拘りのお話をお伺いし、高いところ、低いところ、大きな窓、小さな窓等、様々な種類の光を室内に取り込めるように設計しました。

設計の拘り
 BIM(ビム)を使った設計をしています。BIM(ビム)とは建築設計に用いられるソフトウェアで、実際に建設する建物の3Dモデルをベースに設計を進めることができます。全てのデータが連動するので、修正を行えば、平面図。立面図、断面図、面積表、数量表等全て自動修正され、手戻りに費やす時間を圧倒的に削減できます。BIMで作られたパースは視覚的には実際の建物と殆ど変わりません。私は、BIMは30年以上前から有ります。私は8年ほど前から使っています。
 大学ではBIMの使い方等の講座は殆どないため、オンラインで無料のBIM講座を5年間夏休みに開催しています。様々な大学から学生が参加しています。
 実はこの学生達とXRクリエイティブアワードに参加した作品があります。こちらは2020年に竣工した京都左京区の住宅で、設計時にはBIMを使い、VRで仕上がりを確認するなどXR技術を取り入れた案件でした。犬を飼うことになり、玄関扉の愛犬飛び出し防止柵を作りたいとのご相談がありました。そこでVR内で柵の設計について話し合い、完成に至るのですが、そこまでの経緯、場所を選ばず集合できることの楽しさ、作業性の良さ、良好な意思疎通はとても有意義な時空間となりました。BIMとXRの運用はこれからの建築のあり方としも大きな可能性を秘めたチャレンジとなりました。
↓こちらからVR動画をご覧頂けます。
https://xrc.or.jp/award2022/#030180

編集後記
 オンラインが社会に浸透し、画面を通じて、コミュニケーションはいつでもどこでも取れるようになりました。鈴木さんは、その先のどこに居ても、VRの中に集合することが出来、そこでコミュニケーションを取り設計をするといった、最先端の設計にチャレンジされていました。図面でお客様と打ち合わせをする時代がなくなるのも、そう遠くはないかもしれませんね。
 鈴木さん、ありがとうございました。(廣瀬)

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