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日本の住宅をデンマークのヴィンテージ家具のように 建築家 北山太一さん

 訪問した日は5月23日、当日は9℃という季節外れの気温。ハルタ建築設計事務所はドライブイン軽井沢を全面改修し、「高気密」「高断熱」「空調設計」取り入れた建物。大きな室内はとても温かく、玄関ホール、階段、個室共温度が一定でストレスが全くない。北欧の家具や建築文化を数多く取りいれているというハルタ建築設計事務所の母体は北欧家具ハルタ、ヴィンテージ家具の輸入が主な事業です。今回はハルタ建築設計事務所の北山さんよりお話をお伺いします。

ハルタ建築設計事務所とは
 株式会社ハルタはヴィンテージ家具の輸入、リペア販売、パンの製造販売、住宅設計をはじめ北欧諸国の文化や暮らしを日本へ伝え、北欧諸国の引継ぎ型社会に習い、日本に暮らす人々に継承していく事業を行っています。その中で幸福度の高さで知られるデンマークは「住宅先進国」にて、どんな気候風土であっても快適に暮らすことができる住宅に住むことが人権として法律で守れています。ハルタ建築事務所は、北欧から独自のルートで世界基準の建材を仕入れ、断熱と空調設計を主軸にした個々のライフスタイルにフィットする住まいをご提案、四季の豊かさを享受しながら外気の影響を最小限に抑えることで、世代を超えて引き継いでゆける建築を実現しています。

田舎暮らしの理由
 本日お話をお伺いするのは、ハルタ建築設計事務所の責任者である北山太一さん。東京のご出身ではありますが、現在は長野でお住まい。移住についてのお話等をお伺いしました。
 東京って暖かいので、性能基準はクリアするけれど、過度な基準をお客様へお勧めするようなことはありませんでした。家族で長野に移住してから性能基準の重要性を感じました。
 長野に移住をしたのは、東北大震災がきっかけ。東京に住み続けるイメージが出来なくなりました。周りにはそのような方が多く、今は仲間とお米作りをしたり、野菜作りをしています。出勤前に温泉に入ってきたり、山菜狩りをしたりと田舎暮らしを満喫、とても充実しています。

設計のこだわり
 価値が下がらない住宅づくりにこだわりを持っています。ヴィンテージ家具は購入時、とても高価なものですが、一度購入し、手入れをしっかりすれば、価値が下がることはありません。住宅も同じで高機能、高性能に加え、本物の素材を使い、しっかりメンテナンスをしていけば、価値は下がりません。それを実現するために、当社で設計させて頂いた住宅については、買取制度を設け、価値を維持する査定を行える仕組みづくりを考えています。

この先のチャレンジ
 トレーラーハウスやコンテナハウス等の移動式モバイルハウス促進していきたいです。震災や化学物質過敏症等、住まいが移動できるということで解決できることはかなりあり、その分ニーズもあるのではないかと思っています。

編集後記
 ものの価値とは何か、答えのひとつとして、「良いものを大切に長く使うこと」。シンプルですが、とても重要なことだと思います。スクラップ&ビルドの日本の住宅事情では、性能に対するニーズは低く、コストを抑えることに重きを置きます。北山さん達の取り組みが、長野を中心に全国に派生していけば、デンマークの住宅先進国に少し近づけていけるのではないでしょうか。
 北山さん、ありがとうございました。(廣瀬)

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