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クライアントの気持ちを汲み取り形にしていく建築家  山口 千乃さん

建築家を目指したきっかけ
 小学生の頃、引っ越しをすることになり、両親が集めてきた不動産屋のチラシに描かれていた図面見ながらいろいろな空間を想像するのが楽しく、それがきっかけで、建築に興味を持つようになりました。子供の頃は工作や絵を描くことが大好きな子供時代を過ごしましたが、物心付く頃に改修された京都駅を見て、こんなにも大きな空間をつくることができるということを肌で感じ、建築家という職業を知ったことで、大学進学時に建築の道に進みました。
大学では、空間というものを構成する要素について検討したり、ディテールを考えるという楽しさに出会いました。

大学卒業後、いくつかのアトリエ設計事務所を経て、芦沢啓治建築設計事務所に勤務。芦沢さんとの出会いから、クリエイティブなものの根幹にある、なにかをつくり出す面白さを目の当たりにし、自身が理想とする建築のスタイルに出会えた気がしています。
その後一級建築士の資格取得のため退社、資格試験が終わった後入社した山口誠デザインでは、国内だけでなくラオスやアメリカなどの海外案件の設計も担当させてもらいました。建築のディテールの違いや、どうやってつくりたいものをゼロから形にしていくのかを改めて学ぶことができました。言葉の壁はありましたが、もともとコミュニケーションを取ることは好きなことも功を奏して、人と人との本質的なコミュニケーションは言語だけではないことを体験させてもらいました。

建築へのこだわり
 お客様の思いを汲み取ることができるまで詳しくお話を聞く事を大切にしています。
設計をする中で、お客様が一番重要視されたい箇所はご本人も気づいていらっしゃらないことが多いので、まずはそのポイントを一緒に探し出し、言語化してお互いに認識し、そこは大切に要望を実現していくようにしています。
また、固定概念にとらわれない様にするためにも最初からコンセプトを決めすぎないようにしています。会話を通し、言葉にすることで形にしていく為、お客様とのコミュニケーションはとても重要だと感じています。

仕事のやりがい
 お客様と空間に関する意見が合致した瞬間や、完成してお客様が「ありがとう」と言って喜んでいただけた瞬間が一番嬉しいです。現場が大好きなので、監督さんや大工さんと意見交換することで気付きや学びがあることもとても楽しいと感じます。

今後の目標
 新しいことや、楽しいことをいつまでも考えていられる人生でありたいと思っています。私の生まれは京都、大学は福井、就職は東京、そして独立、夫の転勤で京都に戻り、大阪に事務所を構え、現在は名古屋に拠点を移すという、各地を転々としてきたことで、そこに暮らす方々ともすぐに馴染めるようになりました。現在、事務所としてお借りしているシェアハウスの運営会社オーナー様のご自宅や、他のシェアハウスの内装設計のご依頼も含め、私という存在に気づいてくださった方々からプロジェクトをご依頼いただいています。このようなご縁はとてもありがたいことだと思っています。今後も色々な方と関わり、新しいご縁に繋がれば嬉しいです。

編集後記
 海外でのお仕事も経験されており、そこでお客様や施工にかかわる方々とのコミュニケーションの大切さについて身をもって知ったとお話いただきました。対話を重ね、双方のイメージをすり合わせることで、お客様も安心して山口さんにお任せができると思いました。
また、案件は半分以上がご紹介と仰っていましたが、山口さんの明るく、あたたかいお人柄が引き寄せた縁だと感じました。お子様が小さい頃、育児と仕事の両立でとても大変な時期がおありだったようですが、「あの時踏ん張っていたから今がある」と仰っていた言葉がたくましく、胸に刺さりました。
山口さん、ありがとうございました。(飛髙)

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