作品詳細
⽇本らしい街並みをかたちづくるための「景観条例」が設定された式条件をクリアしながら、⼤⼈ 4 ⼈の想いを詰め込んだ⼆世帯が気兼ねなく共に暮らすための家です。
全体計画としては、⼆世帯住宅であることから、周囲の住宅よりも気積が⼤きくなることにより⽣じる圧迫感に対し、できる限りボリュームを抑えるよう設計を進めました。
近隣住宅の配置計画を読み解き、雁⾏した平⾯プランにより周辺環境に調和する計画としています。
1 階のご両親世帯は、平⾯的に凹凸のあるプランによってできた複数の庭に対し、各室が接続する計画としています。2・3 階の若夫婦世帯は、⽴体的に展開するプランによってできた異なる⽅⾓と⾼さの開⼝部から、周囲の景観を取り⼊れる計画としています。
川澄 ⼀代
川澄⼀代建築設計事務所
東京都
HP:https://kiao.jp/
はじめまして。川澄⼀代建築設計事務所の川澄⼀代と申します。
建築の設計にあたっては「⼿触り感のある建築」づくりを⼤切にして、設計を⾏なっています。「⼿触り感のある建築」とは、1.素材感を活かした空間 2.エイジングと付き合って⾏ける建築 3.時を重ねることでチャーミングさが増す建築 であると考えています。⼈間と同じように、建築も歳を重ねてゆきます。クライアントと⼀緒に豊かな時を重ねることができる建築の可能性を模索しながら設計を⾏なっています。