作品詳細
アメリカと日本の拠点を行き来しているご夫婦からの依頼でおこなったヴィンテージマンションのスケルトンフルリノベーション。
夫婦の領域の棲み分けをはっきりしたうえで、キッチンまわりは妻、ウェット・バーや書斎は夫、とそれぞれの好みが反映されています。
種類が豊富なアメリカで購入したファブリックを用いて日本の職人が家具として製作するなど、日本と米国の「良いとこ取り」がちりばめられています。米国・日本といったそれぞれの国・土地での住まい方の文化の違いや、各国住宅の良さと限界を施主・設計者双方が現地を訪れ、共有しながらすすめた当社独特の実例となっています。
ヴィンテージマンション特有の制約条件などもクリアしながら、施主・施工者・設計の三者による、スピード感あるチームワークで臨んだプロジェクトとなりました。
小笠原 正豊
小笠原正豊建築設計事務所
東京都
HP:https://masatoyo.com/
小笠原正豊建築設計事務所代表。東京電機大学未来科学部建築学科准教授。博士(工学)。米国NY州登録建築家。一級建築士。
米国ハーバード大学デザイン大学院で培った建築設計観と、ニューヨークの建築事務所勤務経験で鍛えた、素材を活かした上質なデザインを提供しています。
住宅から美術館まで、どのような規模・種類・国の建築にも対応いたします。海外経験を基に、国内外の幅広い選択肢の中から最適なご提案をいたします。
どんなプロジェクトでも最初の第一歩があります。 リラックスした雰囲気のもと、お話をくわしく伺いながら何ができるのかを一緒に考えていく作業をいつも心待ちにしています。