作品詳細
「住宅医」による「木造建築病理学」に則ったリノベーション。
住まい手の実家である岐阜県旧徳山村にあった建物を、ダム湖水没前に豊橋へ移築し暮らされていた。
「木造建築病理学」に則った調査・分析を行い、耐震・温熱・間取りにいたるまでフルスペックでのリノベーションを行った。建物東側に庭があり、既植の樹木は大きく育っていたのだが、リノベ前には窓はなく、景色を全く望むことができなかった。また敷地特性として年間を通じて東側より風が吹いているのだが、この風も建物内に導くことができていなかった。そこで東側に大きく開口部を設け、既植の樹木達を眺められるようにするとともに、夏場の通風を十分すぎるほど確保している。
間取りも玄関の位置以外、水廻りも含め全面的に見直し、開放的でありながら落ち着いた空間を獲得している。
建築面積:155.50㎡
延床面積:228.32㎡
延床面積:215.18㎡5LDK
家族2人(夫婦)
リノベーション、フルリノベーション、郊外
神谷義彦
神谷建築スタジオ
愛知県
https://www.kamiyastudio.com/
自然素材をつかい、日本の山の木をつかい、自然のエネルギーをつかってそしてちょっとだけ設備にお手伝いしてもらう。
やせ我慢の快適ではなく、メカメカの快適でもない。
程よい塩梅で整えた「おおらかな」木の住まいを、「しっかりとした」裏付けのもとに提案させていただきます。