作品詳細
「住宅医」による「木造建築病理学」に則ったリノベーション。 リノベーション前は東側に移築材を利用して建てられた離れが建っており、建築面積も大きく、動線が長くなるため生活がし辛かった。またその離れの老朽化が著しかったため、まずリノベーション範囲を確定し用途的にも必要のなくなった離れを解体し(減築)た。
西側には構造的には別棟の座敷があるが、日常生活には使用していないため、こちらは今回リノベ範囲外とした。
リノベーション範囲の建物は総2階の建物。そこに減築でできたスペースを利用して必要な機能スペースを新築(増築)している。
リノベーション前はふすまや障子で仕切られていた田の字プランを仏間を残して一室空間とし、空間に余裕を持たせるために土間を新設(増築)している。
リノベーション前は冬隙間風で室内でも息が白く、隙間風で前髪が動くほどの環境だったが、リノベ後はエアコン1機で夏、冬ともに快適に過ごせる環境になった。
3LDK
1人
リノベーション、フルリノベーション、住宅地、減築
神谷義彦
神谷建築スタジオ
愛知県
https://www.kamiyastudio.com/
自然素材をつかい、日本の山の木をつかい、自然のエネルギーをつかってそしてちょっとだけ設備にお手伝いしてもらう。
やせ我慢の快適ではなく、メカメカの快適でもない。
程よい塩梅で整えた「おおらかな」木の住まいを、「しっかりとした」裏付けのもとに提案させていただきます。