作品紹介
家族四人のための住まいです。山間におおらかに開かれた敷地へ、自分たちの生活に必要な分だけ、可能な限り小さく領域を囲うことで大きく周辺の自然を感じながら生活できるように。住まい手と一つ一つを語り合いながらつくりあげた住まいです。身近にある素朴な自然素材を選定しながら、生活する上で必要な性能と機能性を確保しています。オリジナルで制作した照明器具や自分たちだけの生活スタイルに合わせた計画を、手を動かす職人が一つ一つ読み取りながら 丁寧につくりあげた住まいは、時とともに 道具のように手(身体)に馴染むような住まいとなるはずです。
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<物件情報>
家族構成 :家族4人
部屋数 :LDK+3個室
広さ(坪数):33坪(半屋外除く)
ロケーション:住宅街
・外皮性能(断熱)UA値0.6以下 (断熱性能等級5以上)
・BEI(一次エネルギー性能消費正誘導基準)BEI≦0.8
・ZEHレベル(性能向上計画認定)※太陽光無し
田中 秀宗 栗栖 幸枝
一級建築士事務所 hifumiarchitects / ヒフミアーキテクツ
兵庫県
HP:https://www.123archi.com/pages/732176/page_201602191132
素朴で機能的であること、住まいとして強さと性能を満たす造り。その中に洗練された空気感と纏う建築を目指しています。建築や住まいを考えるとき、間取りや大きさ 性能といった現実的な諸問題に始まり、建物が建つこととなる敷地との関係性、その先にある周辺環境にも気を配ります。その場所で続く そして新たに始まる 日々の暮らしや営みといった風景を想像し、ときに観察しながら 人と人、人とモノ、人と様々な環境との 間 に居心地の良い状態を設計できればと考えています。景観十年・風景百年・風土千年という言葉があります。食べること、つくること、生業や哲学すること、休息といった 人の営み そのものの積み重ねが 景観を、そして風景をもつくり出していると考えています。住まいは、その風景の中の最小単位であると言えます。