作品詳細
敷地はご両親が営まれていた工場の跡地。同じ敷地内にはご両親の家も建っているため木塀で適度な距離感を保ちつつ、外部に程よく開いた木の住まいを計画しました。
住まい手から出されていた主な要望は
・「寄棟の瓦屋根」
・「樹を沢山植えたい」
という2点でした。
屋根が瓦屋根、形状が「寄棟」限定であるということで、建物の平面形状は素直に長方形に、屋根のボリュームは可能な限り低く、低くと自ずと寺社の講堂のようなイメージに決まっていきました。
外から見ると平屋建てのボリュームですが、内部は生活空間と2階子供スペースが仕切りなく一体となった天井の高い開放的な空間となっていて、何処にいても家族の様子を感じられます。2階子供スペースは天井を低く抑え、小屋裏部屋のような雰囲気を持たせています。
施工:Oz works株式会社/撮影:神谷建築スタジオ
神谷義彦
神谷建築スタジオ
愛知県
https://www.kamiyastudio.com/
自然素材をつかい、日本の山の木をつかい、自然のエネルギーをつかってそしてちょっとだけ設備にお手伝いしてもらう。
やせ我慢の快適ではなく、メカメカの快適でもない。
程よい塩梅で整えた「おおらかな」木の住まいを、「しっかりとした」裏付けのもとに提案させていただきます。