作品詳細
のどかな田園風景の一角にある傾斜地、全面道路から旗竿の斜路を距離にして20m、高低差にして3m程上がった見晴らしのいい平場に「駒新町の家」は建っています。
敷地を初めて訪れた時、南東方向に開けた長閑な景色を見て、2階リビングを持つのびやかな住まいがいいなぁと感じました。住まい手からは楽器を演奏しても困らないような趣味の部屋(書斎)が欲しいと伺っていたので、何とか「離れ」的なスペースを確保できないかなと思案した結果、2階の生活スペースからインナーテラスを介して「離れ」となる書斎を持つプランが出来上がりました。
将来的にはガレージの屋根上に物見台を増設して、インナーテラスから行き来できるように・・・という楽しみ方も勝手に想定しています。
施工:トコロ/撮影:今西浩文
神谷義彦
神谷建築スタジオ
愛知県
https://www.kamiyastudio.com/
自然素材をつかい、日本の山の木をつかい、自然のエネルギーをつかってそしてちょっとだけ設備にお手伝いしてもらう。
やせ我慢の快適ではなく、メカメカの快適でもない。
程よい塩梅で整えた「おおらかな」木の住まいを、「しっかりとした」裏付けのもとに提案させていただきます。