作品詳細
「積み重なる自由な形状-都市の中の木造3階建-」
東京都大田区萩中における専用住宅です。敷地は前面道路が幅員4mの私道に面し、隣地には3階建ての建物が建ち並ぶ環境でした。
階構成は1階にピロティと寝室、2階にリビングとキッチン、3階に水回りと個室。各階の平面形状はゆとりのあるピロティ、解放的なリビング、北側斜線や軒高制限、ロフト面積の制限等から木造でありながら自由な平面形状を持ち各階に最適な空間をつくっています。
外観はロフトも含め異なった形状の箱がずれながら4つ積み重なったような構成となっています。2階部分は最大で2,260mmの跳ね出し床となっています。
写真:中村 絵
荻原 雅史
荻原雅史建築設計事務所
東京都
https://www.masashiogihara.com/
「遊び心がありたのしい家」をつくることが大切だと私たちは考えています。家は365日、何十年と長く過ごす場所ですので、どんなに高機能でもたのしいものでなければそこでの生活は苦痛でしかありません。人それぞれ趣味嗜好、価値観は多様化してきています。既成の概念を疑い、コミュニケーションを大切にしながらクライアントの個性に合わせ、その生活に喜びや誇りを生み出したいと考えています。