作品紹介
ライトコートを中心に開いた豊かな暮らしのある家
・計画地はJR線駅から近いこともあり、周囲には低層のアパートが建ち、また南側前面道路もクルマと人通りのが多いことが特徴です。そこで1階のライトコートを中心に繋がるように屋外、半屋外、屋内空間を積み上げました。ライトコート、バルコニー、吹抜け、ハイサイド窓により自然光が入り、風が抜け、開放的で広がりを感じる明るい空間構成を提案しました。
・建築主夫妻から二人のお子さんが巣立った後に子供部屋を賃貸にしたいので、そのための設えをはじめから準備しておくという要望があり、その上で1階にその個室2室を計画するデメリットを反転させ魅力ある住環境にするためにライトコートに面して開く空間構成を提案しました。
・駐車スペースを兼ねるフロントコートからアクセスし、家の中心をであるライトコートを抜けてエントランスに入ることで、家族(将来の賃借人)の気配が感じられます。この場は家族や友人を招いてBBQなどのホームパーティーにも利用できます。あるいは将来貸室にした場合に小店舗や小オフィスなどでの積極的な利用も可能です。ライトコートを開くことで街と緩く繋がることを望みました。
場所 千葉市花見川区
竣工 2021年3月
用途 一戸建て専用住宅
敷地面積 150.97㎡(45.7坪)
延床面積 142.63㎡(43.2坪)
構造 木造 2階建て
特記 ライトコート / 撮影:鈴木文人