作品詳細
アーティストが滞在しながら制作・展示を行うための、居住部分とギャラリーからなる建物です。新潟県十日町市・津南町で3年に一度開催される『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ』の関連施設としてつくられました。アンドリュー・バーンズ・アーキテクト(オーストラリア)、アトリエ・イマム、山本想太郎設計アトリエが協力して設計を担当しました。
外壁、内壁ともすべてが杉材で覆われた優しさと、三角形平面の空間のダイナミックさが並存する、独特の空間となっています。
また豪雪地域であるため急勾配の屋根とし、外周の窓や回廊には「雪囲い」の板を設置できるように計画されています。雪囲い板は、通常時はテラスの下に収納できます。
所在地 :新潟県十日町市浦田
敷地面積 :975.72㎡
建築面積 :106.0㎡
延床面積 :145.2㎡
主構造 :木造在来工法
階数 :地上2 階
家族構成 :最大6人まで居住可能
竣工 :2012年7月
施工 :飯塚・おのじま経常共同企業体
基本設計 :アンドリュー・バーンズ・アーキテクト
実施設計・監理:アトリエ・イマム+山本想太郎設計アトリエ
受賞 :オーストラリア建築家協会賞(2013年)
山本 想太郎
山本想太郎設計アトリエ
HP:http://www.atyam.net/
東京都国分寺市にある設計事務所です。住宅、リノベーションから公共建築、大規模ビルまでの広範な種類の設計経験を活かして、性能、コスト、デザインに関するさまざまなご要望に合理的で高品質な設計でお応えします。わかりやすく的確な情報を常に提示しながら打合せを重ね、丁寧に設計を進めることを方針としています。