作品紹介
Rカベの家は名古屋市の閑静な住宅密集地に建つ木造３階建ての住宅です。
幼いころから遊んでいた祖母の代から所有するポツンと取り残された小さな土地に住みたいと相談を受けた。
道路の幅や高低差、斜線制限や隣地が土地より２ｍ以上高いなど、この土地が持つ様々なしばりを逆手に生かして、それをデザインにかえてみた。
美しい曲線を描く外壁はこの辺りの空気を緊張させ、美しい曲線を描く内壁は空間に立体感を持たせ圧迫感を軽減する。暗くなりがちな階段はトップライトからの光がＲのカベを伝い、玄関をやわらかな光で包み、訪問者を優しく迎える。
1階から3階まで立体的に繋がるテラスは家族の気配を感じられ、メッシュのスクリーンは住宅密集地ならではの隣家からの視線をかわし優しく風と光を採り入れる。
自然素材をふんだんに使用した、人に優しく住みやすい家になりました。
五藤 久佳
五藤久佳デザインオフィス有限会社
愛知県
https://gotohisa.com/
大好きな物に包まれて 気持ちよく暮らしたい
洋服や車などは、身近でとてもおしゃれに気をつかいますが、建物に関してはどうでしょうか？
本来、一番快適性に気をつかうべきものなのに、安易になってはいないでしょうか？
建物をもっとおしゃれに快適にするという事は、生活自身、ひいては人生をおしゃれに快適に生きる事になります。
わたしたちは、そのための舞台演出をお手伝いします。
あくまで住まう人たちが主役であり、建物が完成し、それからの生活を大切に出来る様、 住まう人の暮らしをデザインしていきたいと思っております。
