平山の家

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作品詳細

荒尾市内、路地の袋小路。
敷地は広いが、転回スペースはなく、車で進入するとバックで数十メートルを引き返さなければならない奥まった土地である。建て主は長男夫婦で、新築を機に両親との同居を考えていた。建て主からは駐車スペースを広く確保し、転回が出来ること。両親と同居のため、お互いの生活が程良い距離感で行えること。自然な素材を使い、居心地の良い空間とすること。という3つの要望があった。

3世代が共に暮らすリビングは畳敷きとし、客間の和室と続き間でウッドデッキと庭とも繋がる。食事の際は建て主の弟家族も含めて9人が一斉に集う憩いの場となる。上下階で世帯を分け、1・2階それぞれの空間を大きなひとつの屋根で覆われたおおらかな佇まい。内壁外壁共に火山灰白州壁を採用し、真壁づくりで柱・梁には地元八女杉の天然乾燥材を表しとした。温故知新を体現する、モダンな和のデザインでありながらどこか懐かしさを感じさせる居心地の良い住まいとなった。

建築地:熊本県荒尾市
家族構成:夫、妻、長女、父、母
用途:専用住宅
面積
1F:81.15㎡
2F:46.37㎡
TO:127.52㎡(38.57坪)

松本孝充

松本設計
佐賀県
HP:https://matsumotosekkei.com

一般的に建築家は自分が設計した家を作品と呼ぶが、私は自分が設計した家を作品とは呼ばない。そこには建て主の暮らしがあり、住まいは暮らしを営む器だから。建築家のエゴや第三者の評価ではなく、建て主自身が休日が待ち遠しくなるような、そんな居心地の良い家を設計したい。

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