作品紹介
敷地は軽井沢の森のなかにあり、南北に長く、緩やかな傾斜がある。南向き2階建てプランにより、南側に深い庭をとる配置計画とし、東西両端を平屋、中央に2階という構成により、東西の隣地境界からの高さ制限1/2をクリアした。
1階はLDKやゲストルームなどのパブリックスペースに、2階は寝室や書斎といったプライベートスペースとして分離。2階をクローズすれば、自分たちが不在でもお子さんたちや親せきなどに1階部分を使ってもらうことができるからだ。書斎はリモートワークにも十分対応できる。
外観は自然に溶け込む板張りの外壁と軒の深いデザイン。インテリアは珪藻土などの自然素材を用いながら、シックな落ち着きのある囲気に。ビルトインの薪ストーブはガラス面も大きく、揺らめく火を愉しめる。
鈴木 宏幸
アトリエ137 一級建築士事務所
東京都
https://www.atelier137-archi.com/
住宅を設計するとき、「ひとつ屋根の下」的な感覚を大切にしています。
仕切られた部屋の集合体ではなく、大きなひとつの空間の中にいるような家・・よい住まいとは、そういうものではないかと思っています。