作品詳細
「家族全員の本を一箇所にまとめ、みんなで好きな時に読めるようにしたい。」
この家には、そんな要望から生まれた大きな本棚のある半地下の図書室があります。半階下がっただけですが、地面にもぐるような格好のため落ち着いた雰囲気の中で読書ができます。両側を庭に囲まれ、視線を上げると中庭のモミジや道路側のアズキナシなどの緑と空が見えるので、住宅街にあることを忘れてしまいそう。
道路側のデッキには、外でも読書が楽しめるようにベンチを作りました。さらに半階下がった地下は寝室で、図書室との扉を開けて通風も可能です。また、1階の室内干しスペースの床をルーバー状にして、空気の循環をさせています。 2階には庭と道路向かいの植木畑を望めるLDKと和室があり、地下から2階まで緑が楽しめる気持ちのよい家となりました。
所在地:東京都
延床面積:142.19㎡/43坪
ロケーション:住宅地
村田 淳
村田淳建築研究室
神奈川県
HP:https://murata-archi.com
住まいとは 心地よくすごせる場所であることが大切です。
室内が気持ちよく外の風景とつながることや機能的で配慮の行き届いた設計はもちろんのこと、
快適で永く住むことのできる住宅を目指しています。