作品詳細
緑が立体的につながる、コートハウス型の完全分離型の二世帯住宅です。
箱状の外観からは一見分かりませんが、1・2階で世帯を分け各階専用の中庭や共用の屋上庭園があります。周囲を気にすることなく、緑と親しむことができる住まいです。1階は親世帯で、ヒメシャラを植えた中庭が暮らしの中心にあり、どこからでも中庭の風景を眺めることができます。また、南側を平屋にすることで、1階でも十分な採光が得られるようにしました。2階の子世帯は、中庭のヒメシャラに加え、スタディコーナーから眺められる屋上庭園があります。この屋上庭園は、街と緑を「シェア」できるように、道路からも雰囲気を垣間見えるようにしました。3階は世帯共用の広い屋上庭園で、好きな草花や家庭菜園を思い思いに楽しめる場所です。各階の緑が立体的に連続して、互いのプライバシーを守りつつ世帯間を穏やかな距離感でつなげます。緑豊かに植栽がされた住まいは街の風景にも潤いをもたらすでしょう。
所在地:神奈川県
延床面積:201.58㎡/60.9坪
ロケーション:住宅地
村田 淳
村田淳建築研究室
神奈川県
HP:https://murata-archi.com
住まいとは 心地よくすごせる場所であることが大切です。
室内が気持ちよく外の風景とつながることや機能的で配慮の行き届いた設計はもちろんのこと、
快適で永く住むことのできる住宅を目指しています。