海が見える家 宮崎県

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作品詳細

M邸の敷地は宮崎市内学園木花台の海の見える場所です。
私も海(白浜海水浴場)そして山(双石山)の近くに住みたいとこの学園木花台に自宅を作りました。MY邸の近くには子供の同級生の家があり以前何度か来たことのある場所です。
敷地からは、北側にシーガイヤの高層ホテル、そして日向灘に面する赤江浜の松林が宮崎空港から清武川まで続き、そして河口を挟んで、サーフィンで有名となった木崎浜の松林、そして木花運動公園内のサンマリンスタジアム等の施設が、南東には「コノハナサクヤヒメ」伝説で知られる木花神社のある木花の森が臨めます。特に清武川が日向灘に流れ込む河口は、手前に国道220号線と旧国道との2本の橋があり、間には木花集落の家並そして畑を目にすることができます。
まさに大自然と人間の営みを一望できるとてもすてきな場所です。特に清武川河口の向こうに見える海の色、空の色、雲の形、刻々と変化する様は何時間でも眺めていたいものです。またその手前の橋を音もなく通りすぎる車を見ていると、とても不思議な感覚をおぼえてしまいます。
定年退職後、故郷である宮崎でゆっくりとした生活を望まれていたMさんにとって、家づくりの基本はこの土地を選んだ時点でほぼ決まっていたのでしょう。
この眺望を日常生活の中に取入れた生活をしたい、食事の準備をしながら、食卓に座ったとき、読書をしながら、庭の手入れの手を休めたとき、何気にこの風景が目に入ってくる、そのようなプランを望まれました。台所、食堂、書斎、そして広いデッキが主役の計画となりました。
唯一、私の方から提案したのは、道路と敷地の高低差が1mから2mとなっている取合い部分でした。造成の段階で車庫(1)部分には駐車場と階段が作られており、その高低差は2mありました。日常的に2mの階段の上り下りはたいへんきついものです。段差の少ない南東に敷地へのアプローチを変更してはと提案しました。将来、もしも車椅子での生活となった時にでも、この場所であればスロープの確保ができ、また何より、日常生活が眺望豊かな東側、そして陽光豊かな南側に向けられることになり、生活の中での内部と外部のつながりが豊かなものになります。
2008年7月に完成しました。2009年の春には新居での生活が始まります。たくさんの趣味をお持ちのMYさんです。日々の生活の中で増々魅力的な住まいとなっていく事でしょう。

柴 睦巳

柴設計
宮崎県
HP: https://sites.google.com/site/chaisheji/home

宮崎県内を中心に自然乾燥木材を使った住まいを建築主ご家族と一緒に作っています。

 

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