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音羽の家 京都府

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作品詳細

京都・山科の主要道路である外環状線から東へ入り、飲食店が点在する立地である。敷地には主屋と別棟の2棟があり、今回はその主屋の建替えである。当初はリフォームで計画されたが、構造等調査の結果、建替えることとなった。敷地の南側は道路を挟んで駐車場、北側は小さな住宅がびっしり建ち並んでいる。この家には南側の既設の庭と新たに北の庭を設けている。これは北側の隣家への配慮や、この家にとっての通風や採光という重要な役割を担っている。この2つの庭を拠り所にしながら計画を進め、四季の移ろいを感じながら安心して生活できる家、和の要素を積極的に取入れた陰影のある空間を求めていった。平面計画は、1・2階とも階段ホールを中心に回遊できるプランとし、エンドレスな動線に依って奥行と拡がりのある空間となっている。この家の中心的存在であるの広間は、時折行われるコンサート用に大きなピアノがデンと置かれ、その音響を考慮し、曲線を描いた少し高い天井の空間としている。当初は介護室であった部分を最近、ピアノレッスンルームとして改修し、広間と合わせてピアノが中心の家ともいえる。この家の壁・天井はすべて土壁で塗り込めている。土壁という単一素材で構成することにより、光と影の意識を高め、陰影のある空間をつくり出そうと思った。特に広間は南の庭からバウンドした光が天井を明るくし、北面の庭が見える地窓の上部には和紙が貼ってあり和紙越しの柔らかい光が土壁を撫でながら広間全体を包み込み凛とした空気感が漂っている。

広さ:53.6坪
部屋数:居間食堂、台所、個室2室、和室
家族構成:夫婦+子1人
ロケーション:都市

安原 三郎

安原三郎建築設計事務所
京都府
http://www.yasuharasaburo.com/

自然と対峙する
“自然との共生”や“ランドスケープの中で”といったテーマが叫ばれてから久しい。
もともと人々の生活は里山や田園にみられるように自然に対する本能的な恐れから雑草などと格闘しながら生活し続けてきました。
自然は人間にとって敵であったとも言えます。自然の恐ろしいパワーを考え合わせると、一度自然と正面から向き合うことが必要なのではないでしょうか。
そして“自然と対峙”することで初めて自然の恩恵を蒙ることができるのではないでしょうか。言いかえれば自然と人間が“拮抗と融合”の微妙なバランスをとることが最も大切なことだと思います。
豊かで自立した住空間を作り、そして自然と向き合うことで自然の恵みと調和し、人工と自然が“拮抗と融合”の美しいグラデーションを見せる。そういった住まいを作り続けたいと思っています。

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